Works - Chrono Distortion


4th Album : Chrono Distortion

01:予感(CHRONO TRIGGER)
02:暴走ロボ軍団ショニー(CHRONO TRIGGER)
03:バイクチェイス(CHRONO TRIGGER)
04:ロボのテーマ(CHRONO TRIGGER)
05:ティラン城(CHRONO TRIGGER)
06:サラのテーマ(CHRONO TRIGGER)
07:ラストバトル(CHRONO TRIGGER)
08:遥かなる時の彼方へ(CHRONO TRIGGER)


Original Composed

光田康典(tracks: 1,2,4,6~8)
植松伸夫(tracks: 3,5)


Credit Titles

Disk title idea: ししあ
CD Jacket design & Design & Edit: お父さん

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  • 作品紹介

とあるサークルさんに感化(?)されて、ある曲を録りたくなったのです。
そのついでにクロノトリガーの曲を聴き直してみたら、バンドアレンジしたら意外と映えそうな曲がいくつか見つかったので、勢いでミニアルバムを作ることにしましたw
今までとはちょっと違って、ちょっといろんなアレンジを織り交ぜてみたいなぁと思う作品です。


  • 作品試聴

Chrono Distortion デモ (4'28/4.10MB)
(クロスフェード/MP3/Stereo 128kbps)



  • ライナーノーツ

ライナーノーツ第4段です。
本来ならb(ry

とりあえずそんな戯言はさて置いて、いつも通り1曲目からいろいろ語りたいと思います。

01:予感 / Chrono Trigger

まぁ、誰が何と言おうと、クロノ集を名乗るなら出だしはこの曲でしょう。
「クロノ・トリガー」(曲名)でも良かったんですけど、アルバムの出だしは静かな方が好みなのです。
…えぇ、俺の趣味嗜好ですとも(笑

で、この曲は俺にしては珍しく全部打ち込みでやってます。
ちゃちぃ音源ですが、その方が昔っぽくて良い…というのは後付けですが(苦笑
前作「Another Sight」のプレリュードよろしく、一気にガイーンとギターでも入れようかと思ったのですが、入れてみたら「何がしたいんだコレは…」ってコトになってしまったのでカットしました(汗
アレンジもクソもない出来ですが、たまにはこういうのも…ダメですか?(汗

02:暴走ロボ軍団ジョニー / Chrono Trigger

この曲で生音入れたのはレフトサイドのよくわからないギターだけです(ぉ
曲調を考えると、今の俺では打ち込みでしか雰囲気を出せないので…。
ベースも、使うならフレットレスやウッドじゃないと雰囲気ぶち壊しですからね…。

で、このレフトサイドのギターですが、イメージとしてはジャズクラブの酔っ払ったギタリスト(?)みたいな感じです(笑
…と言っても、ジャズクラブに行ったことがない上に、ジャズならピアノとかも入れてアレンジ自体を変えろよ!と突っ込まれそうなんですが(汗
ゲームのBGMである以上、ゲームの場面(ジョニーと話をしている時ですね)が第一のイメージかもしれませんが、この曲はどこかの喫茶店で流れても良いんじゃないかなぁ…と思いつつ弾きました。
だから、メインのリフ以外は結構テキトーなアドリブです。
カッチリ弾いたらそれこそおかしな感じがすると思ったので。
さて、お味の程はいかがでしょう?

03:バイクチェイス / Chrono Trigger

前作「Another Sight」にも収録しましたが、見事(?)リベンジを果たしました。
やっぱ打ち込みは偉大です(笑
あと、演奏の方も多少に変化を加えました。
こっちのほうがまとまっていると思うのですが、いかがでしょう?

原曲から加えた点は、Aメロ(?)のアドリブリフと、最後のオクターブ上がりするギターですね。
後者は前収録時にも入っていたのですが、これはやはり外せません(何
前者は…最初「いらないかなぁ?」と思ったのですが、何度も同じを繰り返すのもつまらないし、何度も聴いていれば「あぁ、何となく言いたいことはわかるようなわからないような…」という感じにもなるかもしれない、という希望を込めて入れてみました(笑
こう、疾走感にプラスアルファを加えたかったのです。
時には音を伸ばしてみたり、時には速く弾いてみたり。
コレといって大きな材料ではないのですが、いかがでしょう?

04:ロボのテーマ / Chrono Trigger

テーマはJ-POPです(何
普通にメインメロディーで歌にもなりそうですしね。
続きなんかも作れそうですよ。

…というわけで、サイドのギターは単純にクリーントーンのアルペジオと歪をかけたカッティングにしました。
アルペジオのパートはさて置き、カッティングのパートはいつも使っているような歪は控えました。
ロボのオンボロ感が出るような、ちょっとくすんだ歪という感じでしょうか。
言ってしまえば、壊れかけたラヂオから出るような音を目指したのです。

また、ベースのラインは原曲にあるものに、もう一つ生で加えてみました。
原曲にあるパートはメロディー性があるので、生は曲を支える方向で。
生のラインに関しては、今までJ-POPをコピーした俺の手グセを総動員して作りました(笑
と言っても、オカズくらいなものですが…。
テンポ的にも、こういう曲はベースが弾きやすくて良いです。
手が勝手に動いてくれますから(笑

05:ティラン城 / Chrono Trigger

この曲のイントロはさて置き(ぉ)、メインに入ってからはサイドのバッキングがとにかくモノを言いますね。
カッコ良いリフなので、弾いててノリノリでした(笑
曲の雰囲気的にも重いので、ベースも思いっきりやらせていただいてます。

また、ベースのソロなんかは俺の腕の見せ所なワケで(汗
丁寧に、且つノリを殺さず生でしか出せない人間味を重視して弾きました。
結構良い感じなのではないかと思っているのですが…いかがでしょう?

また、原曲にはない部分もギターで若干補正してあります。
ギターが入る部分とか。
2クール目からはドラムもツーバスになったり(笑
闇雲にツーバスにしたくなかったので、どこにどう増やすかはちょっと悩みました。
兎にも角にも、「重く、カッコ良い」を目標に作ったので、結構お気に入りです。

06:サラのテーマ / Chrono Trigger

1クール目は原曲と変わらない…これは前作「Another Sight」の名残ですね。
2クール目からのアレンジを相当悩んだのですが、前々から興味のあったダンス系を取り入れてみました。
ぶっちゃけ、そっちの曲はほとんど勉強していなかったので、右も左もわからない状態で作り上げたのですが(汗
イメージに似ているCDを参考にしながら(特にサークルedenさんの曲!リスペクト!)ドラムを組み立て。
間奏のベースはまるでFFの戦闘のイントロみたいですね(笑
狙ったわけではないんですが…。
とりあえず、曲が「時の回廊」と似ている分何とかして差別化を図りたかったので、ダンス系にして正解だな、と思いました。
ダンス系の音楽を作っている人からしてみれば、ホント児戯でしかありませんが…。

また、ギターは今回ハーモニクスとエフェクト音のみで、SE的な役割をさせました。
神秘的なイメージがあったので、こういう音は入れておきたいな、と思ったのです。
さてさて、いかがでしょう?

07:ラストバトル / Chrono Trigger

このCDの中で唯一の戦闘曲…ということで、「Battle Field」シリーズ的なアレンジをほどこそうと思ったのですが、メインメロディーがいらっしゃらない(汗
結局、メインは飛び道具的なギターばかりになったのですが、これはこれで良いのではないか?とも。
要所要所で、俺が欲しいと思った音はちゃんと組み込んだので。
原曲は起伏が少ない分、結構平坦に感じるのでそれをどうにか解消したかったのです。

で、この曲のベースはサイドを行き来する打ち込みなので、それに合わせて電磁的なギターを乗せるよう心がけました。
コーラスをかけてみたり、ワザとノイズを乗せてみたり、ハーモニクスを乗せてみたり。
ガシガシカッティングをやるにはそぐわないので、単音を使ったほうが機械っぽくなるのではないか?とも。

反省点を挙げるとすれば、もっと機械っぽく、人間味を出さないほうが良かったという点ですね。
カッチリした音色で、カッチリ弾くべきでした。

08:遥かなる時の彼方へ / Chrono Trigger

この曲をバンドアレンジされたサークルSuper TecnicoさんのCDを聞いて、かなり感動しました。
そして、俺ならこうする!というのが全面に出てきて、このCDの製作が決まったのです。
このCDはこの曲のためにあると言っても過言じゃありません。
だからこそ、この曲の収録にはかなり力を入れました。
ドラム製作なんかは、俺が「完璧!」と納得するまで手を入れて、細かい部分まで修正したのでかなりお気に入りです。
アレンジ的には、かなりSuper Tecnicoさんの影響を受けている…というか、そのままです(汗
ただ、自分好みに曲を昇華させた…という感じですね。

それにしても、この極に使ったトラック数は過去最大です(笑
打ち込みのパート数も多かったのですが、それ以上にいろいろ手を加えたので(笑
でも、個人的にはどこにも無駄のない、久し振りにかなり納得のいく録音が出来たと思います。

この曲でCDを締めくくれるのは、何か物凄く幸せです(笑

- 総評 -

立場的にはかなり「ついで」感のあるこのCDですが、終わってみればいろんな曲調の曲を集めらた面白いCDになったのではないかな?と思います。
前作「Another Sight」では「ソフトな曲」を集めるという、やはり統一感を持たせるスタンスで作り上げたのですが、こういうのも面白いんじゃないかな、と。
それに、とりあえず「Chrono Trigger」という統一感は持たせてますしね(笑

選曲はCDの流れを考えるとやはり若干イマイチな感じもしますが、その辺はご愛嬌。
俺個人の嗜好で全てが成り立ってます(ぉ
上にも書きましたが、このCDは「遥かなる時の彼方へ」のためにあるようなCDです。
これで締め括れれば、結果オーライです(笑

で、アレンジ面としては…俺の知識やアイデアの乏しさから、ほとんど打ち込み(原曲)でカバーされているのがやはり…と思いますね。
もっと勉強して精進します。
今回はいろいろといつもとは違うことができたので楽しかったですし。

さて、これでスクウェア系アレンジCDの製作は一応の終了を迎えます。
今後、オリジナルを作成する上で、今回のことが役立てば良いなぁと思います。
また、このCDを手に取ってくださった皆様が面白いと感じていただければ幸いです。